不動産購入で後悔する？憧れのマイホームのために知っておきたい後悔パターンや注意点を詳しく解説します

夢が詰まったマイホーム購入。家族みんなで喜び笑顔の日々かと思いきや、ちょっとした後悔に頭を悩ませている方もいます。

住宅ローンのこと、間取りのこと、立地のことなど、後悔ポイントは人によってさまざま。そんな“後悔の声”から学べることも多く、購入する際に知っておくと事前対策ができる部分もあります。

今回は、「マイホーム購入でよくある後悔」を交えながら、不動産購入がおすすめの人や注意ポイントを詳しくお伝えしていきます。

▼ 不動産購入で後悔の多いパターンとは

まずは不動産購入において後悔の多いパターンについてご紹介します。

間取りが今の生活に合わなく感じる

間取りで後悔する方は結構多いです。

不動産購入には「新築注文住宅」「新築建売住宅」「中古住宅」などさまざまな選択肢があります。

なかでも新築注文住宅は間取り図面しかないため、完成したら「思っていたのと違う」という後悔も多いでしょう。

その点、建売住宅や中古住宅はすでに部屋があるので生活イメージが掴みやすいでしょう。ただ、家具を置いたら狭かったという不満も出やすいです。

不動産購入後に子供が生まれて狭くなったと後悔している方もいます。不動産を買う際は、購入時の家族状況だけでなく、これから変わるかもしれないことを想定して間取りを考えることも大事です。

また、「狭いよりも広い方がいい」と家族の人数に対して広過ぎる不動産購入をした結果、使わない部屋や掃除の大変さで後悔する例もあります。戸建住宅もマンションのどちらにしても、「家事動線・生活動線」を間取り図面や内覧で確認しながら慎重に考えてみましょう。

住宅ローンの返済が苦しくなってきた

住宅ローンの返済が苦しい、貯蓄のほとんどを頭金に回して後悔している方もいます。

頭金の金額が多いほど総支払は減らせますが「収入の変化」に対応できないリスクが潜んでいるのが難点です。

不動産購入時点では「収入と返済」のバランスが確保できても、失業や病気で収入減の際に備えとなるはずの貯蓄がないと住宅ローンの支払いが難しく、さらには日々の生活さえも苦しくなる可能性もあります。

住宅ローンを組む際は、

・現在の収入に対して無理のない借入額

・貯蓄を全部頭金に回さない

などに注意しつつ、上手に組むことが大事です。

維持費を想定していなかった

自己所有の不動産は今後の維持費が必要です。事前に維持費のことを詳しく想定できず、その都度の大きな出費で後悔する方もいるようです。

固定資産税や都市計画税といった毎年のように払う税金関連、そのほか屋根や外壁塗装、お部屋のリフォームなど維持管理費はそれなりにかかってきます。

不動産購入時から数年先、十数年先…と、住宅ローンの返済と一緒にシミュレーションしておくことをおすすめします。

周辺の環境に不満…もっと調べておけばよかった

立地について後悔している方もいます。

・会社や学校が遠い

・騒音が聞こえる

・隣の建物のせいで日当たりが悪い

・夜になると周辺が暗い

など、立地環境は「実際に生活を送る中での気づき」もあるでしょう。

不動産自体はかなり満足しているのに環境が不満…という失敗が起こるのは、事前の周辺チェックが少な過ぎたというケースに多いです。

立地を確認するには、「平日・祝日」「朝早く・日中・夕方」など曜日や時間を違わせて訪れてみるのがおすすめです。

実際に、通勤や通学の時間帯に、徒歩や車などでシミュレーションをしてみるのもいいでしょう。不動産情報で「駅まで○○分」とあっても大人と子供の所要時間、混み具合でもだいぶ異なります。

駐車スペースが狭かった

実際に暮らしてから駐車スペースの狭さに後悔する方も多いです。

駐車スペースが狭く、

・車を2台並べたらドアを開けづらい

・駐車するまで切り返しが多い

・お客さんが来たときに路上駐車になってしまう

・自転車が置けずに雨ざらし…

などの声も耳にします。

不動産購入した途端に転勤命令が！

不動産購入をした後、会社の転勤によって後悔している方もいます。

全国に支店がある会社に勤務している場合は、不動産購入時に「転勤の可能性」はしっかりと考えておく必要があるでしょう。

気軽に引っ越しができる賃貸暮らしと違い、不動産を所有すれば「転勤時にマイホームをどうするか」が大きな問題になります。

単身赴任は家族が離れることを意味するので簡単には決断できませんよね。だからと言って、愛着の湧いたマイホームを売るのも寂しいことです。

もっと早く買えば良かった

不動産購入のタイミングに慎重になり過ぎ、「もっと早く不動産を購入すればよかった」という後悔事例もあるようです。

結婚した・子供が生まれたなどで今の賃貸物件が手狭になって不動産購入を考えている方も多いでしょう。

ただ、「頭金が貯まっていない」「もっといい物件があるかも」という理由で数年待ってから不動産購入する場合、待っている間は手狭で不便な暮らしが続きます。だったら早く買ってゆったりした暮らしをしたかった…という考えになるのかもしれません。

今は頭金がそれほどなくても住宅ローンも組めますし、賃貸と同じくらい、あるいは賃貸の家賃よりも少な目の月々の支払いにできるケースも多いです。

また、住宅ローンは健康状態もチェックされるため、健康なうちに少しでも早めに住宅ローンを組んでおくことも「不動産購入したい」と検討している人にとっては重要なポイントです。

「買いたいな」と思ったタイミングで行動することで、家族が伸び伸びと暮らせるマイホームにつながるのかもしれませんね。

▼ 不動産購入がおすすめの人は？

次に不動産購入がおすすめできる人についてご紹介していきます。

返済計画を上手に立てられる人

不動産購入では住宅ローンの返済で後悔する方も多いです。そのため、不動産購入がおすすめできるのは「現在の収入や貯金」「これからの維持管理費」「子供の教育費」などさまざまな方向性で返済計画を立てられる人です。

結婚した・子供が生まれたなど家族の人数が増えた人

シングルや夫婦だけなど少人数の場合、賃貸の選択肢は結構多いですよね。でも、部屋数が多い“ファミリー向け”の賃貸は家賃的に高めの傾向にあります。しかも高い家賃を払い続けても、賃貸住宅は自分の資産にはなりません。

そこで結婚や出産のタイミングで不動産を買うのはおすすめです。住宅ローンは自分の収入に合わせた支払いができるため、賃貸の家賃と比べておさえられるケースもあります。

周囲に気兼ねない子育てをしたい人

賃貸物件の場合、部屋の広さはもちろんですが、お風呂や洗面室、トイレ、階段も狭い間取りが多いですよね。走り回るような年齢の子供を育てている世帯では、賃貸暮らしはとても窮屈に感じるでしょう。それに「上下左右への音問題」も賃貸暮らしのネックとなるポイントです。

戸建住宅の不動産購入なら、部屋や浴室なども広めでゆったりとした暮らしが叶います。そのうえお庭もあれば、「ビニールプールで遊ばせたい」「お砂遊びをさせたい」「お花を一緒に植えたい」など子供の遊びスペースや家庭菜園などの楽しみが増えます。

騒音トラブルも起こりづらく、気兼ねなく子育てしやすい環境になり、伸び伸び暮らせそうです。

転勤族ではない人

転勤のない会社にお勤めの場合は、不動産購入がおすすめできます。

ただ、今の時点で転勤がない会社でも、今後“転勤アリ”の会社に転職する可能性もあるでしょう。今後転職を視野に入れている人は、不動産購入時に家族で話し合っておくことも重要です。

老後に住まいのことで悩みたくない人

賃貸暮らしのデメリットは、老後に賃貸契約を結びづらくなる点でしょう。収入の多い若い世代と違い、年金生活となると賃貸物件の入居審査に通りづらくなってきます。

持ち家の場合は老後になって住処に困らずに済みますが、賃貸に住み続けると老後に住まいのことで悩む状況に陥るケースがあります。

▼ 不動産の購入前にはどんな点に注意すべきかポイントをご紹介

後悔のない不動産購入にするため、注意すべきポイントをいくつかご紹介します。

資金計画はしっかりと練っておく

不動産購入では、

・頭金

・仲介手数料や不動産取得税などの諸費用

・住宅ローン関連の手数料

・固定資産税などの税金

・管理費や修繕積立金（マンションの場合）

・屋根や外壁修繕費用（戸建住宅の場合）

・リフォーム費用

など、購入時や購入後といろいろな費用がかかります。

「どんな費用がどのタイミングでどのくらいかかるか」をシミュレーションしながら予算を組んでいくことがかなり重要です。

頭金があまりなくて不動産購入を迷う方もいますが、借入額をおさえられる中古住宅という選択肢もあります。

不動産購入では、

「戸建てorマンション」「新築注文住宅or新築建売住宅or中古住宅」と選択肢が多いので、家族の希望や予算など多角的な観点から選びましょう。

土地としての魅力をチェックしておく

間取りやデザイン性などはもちろん、「土地の魅力」についても慎重に考えておきましょう。

通勤や通学がしやすい、近くにスーパーがあって便利といった日々の生活に密着するポイントもいいですが、“海や山などの景色が綺麗”といった魅力があれば土地の資産価値も高まりそうです。

不動産購入における優先ポイントを再確認

さまざまな物件があるなかで「自分の理想100％が詰まっている不動産」を見つけるのは至難の業ですよね。

会社や学校の近さを優先したい人もいれば、余暇の楽しみのために自然に近いエリアに住みたいという人もいるでしょう。支払いなどを考えて現実的に予算重視という考えもあるかもしれません。

家族で希望するポイントを出し合い、どこを優先するか話し合うことも大事です。

また、間取りに関しては、家族構成やライフスタイルが変わってくることも想定しつつ、できるだけ不満が出ないような不動産を選ぶことをおすすめします。

信頼できる不動産会社に依頼する

信頼できる不動産会社への依頼が後悔を少なくできるポイントです。

不動産購入は「分からないことがいっぱい」という方も多いでしょう。これまでと異なる地域への移住の場合は、期待もあれば不安もあるはずです。小さなことでも質問できる雰囲気を持つ、信頼できる不動産会社に不動産購入を任せるのもポイントになります。買おうとする不動産が存在する、地元に精通している不動産会社がおすすめです。

▼ まとめ

今回は、不動産購入の後悔についてお話しました。

“後悔”とは言っても、不動産を購入したことについて100％失敗に感じているわけでなく、部分的な後悔、つまり“何かしらの不満”というケースが多いです。

念願のマイホームは慎重に買う方も多いですから「家族の笑顔が増えた」「住み心地は満足」と満足している方も多いです。少しでも後悔リスクを減らせるように、後悔事例を知ることが大事です。

また、不動産購入と維持には大きなお金がかかります。住宅ローンの支払いを続けるなか、税金や維持費関連についても資金計画を十分に立てておくことをおすすめします。

館山市・南房総で家をお探しの方は館山市・南房総の物件情報を多数掲載している不動産会社の南総ユニオンにご相談ください。

リゾート別荘、田舎暮らし、移住の相談も対応できます。