中古住宅が住めるのは築何年まで?中古住宅の選び方と注意ポイントとは?
中古住宅が住めるのは築何年まで?中古住宅の選び方と注意ポイントとは?
中古物件を購入する際、築年数を重視する方も多いのではないでしょうか。そこには「古い住宅は長く住めないのでは…?」という心理があるのかもしれません。
また、お住まいの“寿命”と同じような意味で捉えられがちなのが「耐用年数」。しかし、建物の寿命と耐用年数はまったくの別物でイコールではありません。
今回は、「中古住宅は築何年まで住める?」という点について、耐用年数との関係も含めながら詳しくお伝えしていきます。
☞ 築何年まで住める?耐用年数ってそもそも何?
築年数と耐用年数、実際の居住年数とはどんな関わりがあるのでしょうか。
・ 耐用年数とは?
通常、耐用年数と言えば“法定耐用年数”を指し、減価償却を行ううえでベースとなる目安となる年数を法律で定めたものです。つまり、税務上の不動産の価値であって、実際の寿命とは違います。
耐用年数を過ぎても「住めなくなる・建物が壊れる」というわけではありません。構造によって法定耐用年数は異なりますが、木造は22年、鉄骨鉄筋コンクリート造りは47年です。
・ 建物の寿命は?
日本の木造住宅では、「築30年」前後が建物の寿命と言われるケースがあります。この年数を耳にすると、多くの人が「短いな…」と思うのではないでしょうか。しかし、実際には築30年程度の住宅でも、古さを感じさせない建物は多く、普通に居住できる物件ばかりです。
それではなぜ、日本の住宅の寿命は短いと言われるのでしょうか。
実は、築30年ほどで建て替えや売却のために解体する方も多いことが背景にあります。つまり、「築30年程度で解体する家がある」というデータ上の年数から、寿命として結び付けられているのかもしれません。
・ 実際はどのくらいの寿命?築何年まで暮らせるもの?
お住まいは、年数が経つにつれて劣化します。
ただ、住宅のほか、車や自転車、機械などでも同じことが言えますが、メンテナンスで大切に使えていれば長持ちします。劣化や不具合に応じた小規模な工事から、場合によっては基礎補強工事など、リフォームやリノベーションでお住まいは“新しさ”や“安心”を得ることも可能です。
丁寧なメンテナンスさえ心がけていれば、一般的な木造住宅でも30~80年ほどは暮らすことができます。
☞ 築年数が古くても魅力的な中古物件も
築年数という数値だけに着目すると、耐用年数や一般的な寿命よりも過ぎたことで「古いだろう・あと何年住めるの」という不安があるかもしれません。
しかし、数値は単なる数値であって、築年数の古さに対する不安をカバーするような魅力を持つ中古住宅も多いです。
・ 魅力的な立地に住める
新築の場合、空き地がなければ家が建てられません。でも、中古住宅なら、魅力的な土地に建っている住宅をそのまま購入できます。
新築ならば土地探しや施工業者探し、打ち合わせや建築…と半年から1年もかかるところ、中古住宅ならすぐに住むことができます。
一年を通じて温暖な気候の館山周辺は、海や山に囲まれた好立地。田舎暮らしのスローライフや週末の別荘地にも注目される地域です。館山で不動産をお探しの方は、当社にお気軽にご相談ください。
・ 広い物件も多い
郊外に建っている中古住宅なら、多くの場合、面積的にもゆとりのあるケースが多いです。屋内の間取りはもちろん、庭や駐車場スペースもゆったりと、使い方に幅が広がります。
自然溢れる館山周辺なら、「ゆったりした庭でガーデニングをする」「休日にはのどかな気持ちで家庭菜園を…」などを実現できる広い物件も多数ございます。
館山での不動産をお探しのときは、当社にお気軽にお問い合わせください。
☞ 中古物件の選び方のポイント~そのまま住むか、それともリノベーションするか
近年、住宅資材が高騰している背景もあり、「中古物件+リノベーション」という住まい方への注目度も高まっています。
あえて古い物件を買いコストをおさえ、外観や内装、間取りなどを自分の好みに変えられるのは中古物件の醍醐味です。
あれやこれやと大掛かりなリノベーションをしたい人にとって、築年数が経っていることはデメリットとならず、逆に自由な感性で遊び心も交えた「オリジナルデザインの家づくり」にできるのは楽しいものですよね。
プロのリフォーム会社に頼むことはもちろん、「自分でできるところはDIYで…」という考え方もできるでしょう。
ただし、工法によっては大きな間取り変更が難しいケースもあります。
たとえば、同じ木造住宅でも、柱や梁で組まれている昔ながらの「在来工法」なら比較的間取りの自由度も高まるでしょう。一方、鉄骨や鉄筋コンクリートの場合、間取りを大幅に変えるようなリノベーションが難しいケースもあります。リノベーション前提で中古住宅を買うときは、こういった構造面にも注目しておきたいところです。
中古住宅のなかでも比較的新しい物件や、これまでのメンテナンスやリフォームが行き届いた物件の場合、年数の割に綺麗なケースもあるでしょう。間取りや設備に問題がなければ、もちろん、そのまま居住する、あるいは軽くリフォームする程度でも居住できるかと思います。
また、築年数によっては屋根や外壁のリフォームが必要な可能性もあります。外装や建物の構造、性能などは、ご自身でチェックしても「補修すべきかどうか」が判断できないことも…。購入前に、プロの視点で劣化の状況をチェックする「住宅診断(ホームインスペクション)」を受けるのもひとつの安心材料になります。
☞ 中古物件を買うとき、どんな点に注意すべき?
中古住宅を買う方にとっては、実際に物件を見ることでイメージが湧いてくるのではないでしょうか。いったいどんな点に注意すべきかポイントを見ていきましょう。
・ ポイント1:過去のリフォーム履歴もチェック
これまでにリフォームした箇所を確認できる範囲内で聞いておくと安心です。
外壁や内装、設備などは、リフォームや修繕によって手が加えられていれば、メンテナンスに配慮されている証拠と言えるでしょう。
中古物件を購入後に、どのようにメンテナンス計画を立てればいいかのヒントにもなります。
・ ポイント2:土地の制限や周辺環境を知る地元密着の不動産会社に相談する
リノベーションを考えている人のなかには、増築を希望する方もいるかもしれません。ただし、土地条件によっては建築確認申請をしなければならない増築が難しいケースも。周辺環境や土地条件などをしっかりと把握するには、地元に精通した不動産会社で相談することも大事です。
当社は、館山周辺の不動産を中心に取り扱いしております。疑問やご不安があるときは、お気軽にご相談を承っております。
・ ポイント3:日常的なお手入れで気を配る
前述のように、中古住宅とひとくちに言っても状況はさまざまです。築年数や耐用年数に左右されず、お手入れを重ねていけば今後も長く住み続けることができるでしょう。
☞ まとめ
中古住宅を買うとき、できるだけ長く住みたい気持ちから築年数を気にする方も多いでしょう。
でも、築何年まで住めるかは、耐用年数や一般的な寿命はあまり当てになりません。
木造住宅なら築30年が寿命…と耳にすることもありますが、定期的なお住まいへのメンテナンス・リフォーム次第ではもっともっと住宅としての価値を高めることができます。
館山周辺は自然溢れる立地環境から魅力的な中古不動産がたくさんございます。海山の自然に囲まれたスローライフをお考えのときは、当社までお気軽にご相談ください。
館山市の不動産会社は南総ユニオン株式会社