家を売るとき選ぶべき不動産会社とは?見極めポイントを徹底解説します!
家を売るとき選ぶべき不動産会社とは?見極めポイントを徹底解説します!
家を売る機会は、何度も訪れるものではなく、多くの人が1回あるかどうかです。分からないことを聞くなど、不動産会社のサポートを必要としている人がほとんどでしょう。
ただ、大切な不動産を売るのですから「どこの不動産屋でもいい」という簡単な決め方はしたくありませんよね。
疑問や不安に寄り添って親身になってくれる不動産会社に任せたい、そんな気持ちの方も多いでしょう。
全国にたくさんの不動産会社がありますから、不動産会社を選ぶときのポイントを知っておくと安心です。
今回は、家の売却を成功に導いてくれる不動産会社の見極めポイントについて解説していきます。
☞ 不動産会社選びの基本
まずは、不動産会社を選ぶときの基本ポイントを見ていきましょう。
ポイント1:エリアの情報を深く知っている
売却を成功に導くには、買い手のニーズに合った販売ができるかがカギ。そこで、売ろうとしている不動産があるエリア情報を深く知っている不動産屋を選ぶことがおすすめです。
そのエリア内で不動産購入を検討している人に対し、物件の良さはもちろん、そのエリアに住む魅力等もアピールできれば、購入の決め手にもなるでしょう。特に、住みやすさに直結する地域情報は、そのエリアに精通している地元の不動産屋の方が詳しいです。
ポイント2:売却実績の多さ
過去の売却実績が多いかどうかもポイントです。
不動産会社のホームページを見ると、過去の取引実績がどのくらいか、どんな物件を扱っていたか知ることができるでしょう。
気をつけたいのは、「実績の多さ」が「売却が得意」とは単純に結びつかない点です。
なぜなら、不動産屋によって「メインは賃貸」「不動産開発が得意」「主に戸建住宅を売却している」など、得意な方向性が変わるからです。
家の売却をするために不動産屋を探しているときは、シンプルに「仲介の実績が多い」という特色をチェックしてみましょう。
ポイント3:ホームページが充実している
不動産会社を選ぶときは、ホームページの充実度もチェックしましょう。
というのも、現在売り出している物件の情報量が多ければ、それだけ「不動産を買いたい」というお客様の目にも留まるからです。
現代の不動産売買は、売る人も買う人もどちらもまずはインターネットを通じて情報を知ろうとします。
ホームページを訪れたとき、内容が薄いとすぐにページを見るのを止めることも。
物件探しをする人にとって、24時間いつでもチェック可能なホームページ。情報量が充実しているほど「売れる可能性」が高まります。
ポイント4:お客様からの問い合わせに対する対応の迅速さ
問い会わせをした際の対応の素早さもポイントです。
問い合わせをする時点で多くのお客様は、売却に前向きになっている状態です。せっかく問い合わせをしても返答が来るまでが長ければ、少し消極的になってしまいますよね。迅速に対応してくれる不動産屋の方が、今後の売却の熱心度も高いでしょう。
問い合わせ方法にはメール・電話などがありますが、どちらにしても折り返しの連絡や具体的な相談(対面相談)の日時設定が早ければ早いほど、お客様へ対するフットワークの軽やかさも感じられます。
たとえば、「メールで問い合わせたら比較的すぐに返信が来た」「電話で問い合わせたら対面で相談してくれる日時をすぐに設定してくれた」などです。
☞ 大手不動産会社vs地元密着型中小企業の選び方ポイント
家を売るときに依頼する先には、大手不動産会社や地元密着型不動産会社があります。
「どちらがいい・悪い」はないので、それぞれの特徴を比べつつ決めていくといいでしょう。
☑ 知名度が高く安心感がある「大手不動産会社」
大手不動産の強みは、知名度と集客力でしょう。
一般的に大手不動産会社は知名度が高く、「聞いたことがある!」「CMを見た!」と親近感や安心感を抱かれているものです。
つまり、「売りたい人」「買いたい人」のどちらも多いわけですが、売却金額や売りやすさ・売りにくさなどが絡み、売却について何となくの優先順位が出来てしまっている可能性もあります。
なかなか次のステップにいかないと思っていたら、担当者が忙しく対応が遅いというのは、早く売りたい人にとってはマイナスポイントですよね。
実際に、大手不動産会社に売却依頼した人が「自分の売却は後回しにされているのではないか」と思うケースもあるようです。
また、大手不動産会社の場合、担当者が転勤でほかの地域からやって来ているケースもあり、地域に精通していない…という可能性もあります。
売却で大事なのは「物件の魅力」はもちろん、その不動産を取り囲む地域の魅力点をいかに買い手に伝えられるかという点です。
その地域に疎い担当者の場合、購入希望者との話をしているなかで、売却する物件のアピールポイントを引き出せないかもしれません。
そして、大手不動産会社は従業員も多く、なかには「どことなく事務的」「不安や疑問が質問しにくい」というケースもあるでしょう。
☑ 地元の情報量なら抜群の「地元密着型中小企業」
地元密着の不動産会社の大きな特徴は「地域に精通している」という点です。
大手のように営業所が全国にあるわけではなく、スタッフが転勤を重ねることもありません。その地域に長く住んでいる担当者が「長く住んでいるからこそ知り得た魅力」を物件に見い出してくれます。
古くから地元に密着しているため、大手よりも情報量があるケースも多いです。単にお金をかけて宣伝した集客力ではなく、昔ながらの付き合いのある顧客(地元の地主など)から見つけてくれることもあります。長年築き上げた、地域に根付いた営業力が魅力です。
また、大手不動産会社と比べると、働いているスタッフは少ないかもしれません。ただし、だからこそ、ひとつひとつの仕事に会社一丸となって取り組んでくれる可能性が高いです。
地元密着型の不動産屋なら、スタッフ同士の連携ができているケースも多く、たとえ担当者が不在・休みでも他のスタッフが対応してくれるなど柔軟な対応が見込めます。お客様と不動産会社の担当者との距離感も近く、“親身になってくれる”という実感を抱きやすいでしょう。
つまり、売却にて分からないことがあっても「相談しやすい」というメリットがあります。
ただ、大手のような知名度がありません。ふだんから売却・購入を繰り返している人でない限り、「あまり社名を聞いたことがないけれど…」という地元の不動産屋もあるのではないでしょうか。過去の実績や口コミも参考にできますが、大手と比べると社員数が少ないため、過去実績は少なく感じるかもしれません。
☞ 不動産会社の探し方
家の売却は失敗したくないからこそ、「探し方」も大事。代表的な探し方は次の3つです。
✅ インターネットを使って自分で探してみる
まず、最もお手軽なのはインターネットを経由して、自分で探してみる方法です。
インターネットなら、とにかくさまざまな不動産屋をチェックできます。平日・土日祝日・昼・夜…と24時間いつでも、探すことができます。
ただ、各不動産会社のホームページを比べ過ぎて、「結局どこに依頼したらいいか分からなくなった」と迷ってしまうことも。やみくもに数十社も比較するのではなく、不動産会社ごとのポイントをおさえて比較してみましょう。
✅ 地元の不動産会社に連絡してみる
最近は、いきなり店舗を訪れて不動産を探すこともなくなってきました。
とはいえ、その不動産会社とそこに勤務するスタッフの人となりをチェックする意味では、「まずは訪れてみる」「電話連絡をしてみる」という“直接”問い合わせをする方法はおすすめです。
ただし、社員数が少ない地元密着型の不動産屋では、突然訪れるとほかの来客の対応が集中して待たされるケースもあります。まずは電話でアポイントメントを取ってから、改めて相談に訪れるのもいいでしょう。
電話する場合、直接訪れて相談する場合のどちらにも共通して言えますが、「売りたい物件の情報・いつまでに売りたいか」などを整理しておくと安心です。
登記事項証明書や図面など、資料があるほどに具体的に話が進んでいきます。
☞ ま と め
不動産売却の成功・失敗は「どこの不動産会社に依頼するか」がポイントです。心から信頼できる不動産会社に頼みたいものですよね。
大手不動産会社や地元密着型不動産会社などがありますが、エリアの情報に精通しているのは地元密着型でしょう。売主の大切な不動産の魅力をきちんと理解して、新しい持ち主になるかもしれない購入希望者に伝えられるかがカギです。
言われたことだけを淡々とこなす距離感の不動産屋は、売りたい人にとっては不安ですよね。
売主自身の気持ちも理解しつつ、それでいて長年の経験から「売れるためのコツ」をアドバイスしてくれる身近な不動産会社を見極めて選びましょう。