初めて家を売る人必見!マイホーム売却前におさえておくべき基礎知識【中編】
初めて家を売る人必見!
マイホーム売却前におさえておくべき基礎知識【中編】
前回お伝えした前編に引き続き、今回は家を売る前におさえておきたいポイントを中編としてお伝えしていきます。
「家を売ろう」と不動産会社と媒介契約を結んだら、次はいよいよ売却がスタートです。
「どんな風に売り出すの?」「自分でやった方がいいことはあるの?」と不安もあるのではないでしょうか。
館山の不動産会社である当社には、ここ館山エリアにある不動産を売りたいというご依頼をよくいただきます。初めてマイホーム売却をするお客様の多くは、売れるまでの流れに不安を抱くものですよね。
そこで、買い手が見つかるまで“どんな風に売れていくのか“をイメージしておくと安心感があります。
今回は、不動産会社に媒介依頼をした後について、販売方法や売主としてやっておいた方がいいポイントを中心にお伝えします。
◆ 不動産会社と媒介契約をした後の話~どうやって売却するの?
前編でもお伝えしましたが、不動産会社に正式に売却を依頼するための契約が「媒介契約」です。この契約を結んだ後から、いよいよ売り出しがスタートします。
不動産会社の販売方法
不動産会社は、買い手を見つけるための販売活動を行っていきます。
それぞれの物件の状況にあわせて販売を進めていきますが、不動産会社の主な宣伝活動は次の通りです。
◎レインズに登録する
◎自社のホームページや不動産ポータルサイトに掲載する
◎新聞広告や折込チラシ、不動産情報誌などで広く宣伝する
◎自社の顧客へのアピール
上記のうち、「レインズ」については一般のお客様はあまり馴染みがないかもしれません。
全国的な不動産情報のネットワークに登録した会員である不動産会社同士が、お互いに情報を共有し合えるシステムが「レインズ」です。それぞれの顧客が売りたい物件を登録したり、もしくは買いたい物件を全国という幅広い観点で探したりできます。
販売活動において、不動産会社が「売却依頼のあった不動産をレインズに登録する」ことで、より買い手を見つけやすくできるため、販売活動のなかでも効果的な方法です。
ただ、レインズへの登録義務は、「専任媒介契約」、もしくは「専属専任媒介契約」で依頼した場合だけです。
“専任”という媒介依頼をすれば、売りたい不動産をレインズで幅広く発信し、少しでも売却チャンスに結び付けられます。
購入希望者の“内覧”までにやっておくべきこと
不動産の売却に欠かせない「内覧」は、購入希望者へのアプローチのひとつです。内覧に誰も来ないと売却には結びきません。
「この物件を実際に見てみたい」と見学に行きたくなるような魅力的な写真を充実させることが大事です。そして、売主だからこそ分かる“アピールポイント”も不動産会社に伝え、購入希望者に向けて発信してもらいましょう。
また、写真と実際のギャップが大きいと、内覧しても売却に結び付きにくくなります。
内覧に来た人は、後悔のない購入のために念入りにチェックするものです。見学に来ると分かっていながら、対策できる汚れを放置、購入意欲を失わせてしまうと売買契約には至りません。
販売活動をスタートしたら、内覧の方がいつ来てもいいように清潔感を感じさせる掃除をしておくことが大事です。
◆ なかなか売れないときは…
売り出してから1か月、3か月、そして半年…と過ぎると次第に焦りが出てきます。販売活動をしているのに、なかなか買い手が見つからないことも少なくありません。
売れないのには必ず理由があるので「なぜ売れないのか」を見極めて正しく対策することも大事です。
売れない背景にあるのは、次の2つの状況です。
「問い合わせが少ない」
問い合わせが少ない場合、2パターンの原因があります。
そもそも不人気の立地や環境であるといった物件そのものが起因している可能性もあれば、「相場よりも高過ぎる」という価格の問題のケースもあります。
「内覧には来るけれど購入まで至らない」
この場合、内覧に人が来るので、掲載された物件情報については人を惹きつける要素があるはずです。
ただ、「内覧で悪印象を抱かれた」「写真では分からなかった周囲の環境がネックとなった」という可能性があります。原因を見極めたうえで対策していくことが大事です。
◆ 契約前の心構えとは
販売活動がスタートしたら、いつ買い手が見つかってもいいように心構えをしておきましょう。
売却するまでは3~6か月を想定する
販売活動をスタートしてもすぐに買い手が見つかることは少ないです。ある程度の時間は必要であるとイメージしておくことをおすすめします。
内覧で“綺麗”をアピールするための心構えを
購入希望者にとって、写真や情報で好意的に感じた物件も、内覧で実際見たら決め手にかけることもあるかもしれません。
売主にとっては手放す家でも、買主にとっては「これからの未来に向けた家」なので、より慎重な買い物をしたいと思っているはずです。購入希望者に好印象を持ってもらえるように、日常的なお手入れのほか、頑固な汚れがある部分だけをハウスクリーニングしたりなど対策も行っておきましょう。
連絡がつきやすいようにしておく
媒介契約の内容によっても異なりますが、販売活動の状況は不動産会社から「業務報告」として売主に向けて連絡します。
また、購入希望者からの内覧希望などがあれば、不動産会社は売主に連絡して日程調整を行うでしょう。タイミングを逃さないためにも、連絡の取りやすい電話番号やメールなどを複数伝えておくこともおすすめです。
◆ 買取という方法もある
不動産を売る背景はお客様によって異なります。
ある程度の時間がかかる不動産売却ですが、お客様によっては「すぐに手放したい」「いつ売れるか分からないのも不安」という考えもあるでしょう。
そんなときの選択肢になるのが、不動産会社に買い取ってもらう「買取」という方法です。
館山の不動産会社である私どもにも、「早く売りたい」というお客様からのご相談をよくいただきます。お客様の状況をお聞きしたうえで、買取させていただくことも可能です。買取について詳しく知りたいといったご相談もお受けしています。お気軽にお問い合わせください。
◆ まとめ
今回は、販売方法や売れるために考えておきたい心構えについて詳しくお伝えしました。
不動産売却は、売主様と買主様とのご縁でもあり、そのサポートをするのが不動産会社です。販売活動をスムーズに進めるうえでも、不安な点、気になる点があれば、不動産会社に相談してみましょう。
私どもは館山エリアを中心とした不動産売却の実績が多数ございます。地元に密着し、館山という土地柄を理解して、その魅力を発信できる私どもだからこそ、お客様の大切な不動産を満足のできる売却にできます。
館山エリアの不動産売却をご検討中のときは、地元館山に精通している当社までお気軽にお問い合わせください。