別荘を所有したら住民票はどこ?セカンドハウスとの違いと注意点を解説
目次

別荘を所有すると、多くの人が悩むのが「住民票はどこに置くべきか」という点ではないでしょうか。住民票の扱いは、「普段の生活拠点はどこか」「別荘をどのくらいの頻度で利用するか」などによって判断が変わってきます。
近年では、二拠点生活の場としてセカンドハウスを持つ方も増え、別荘に関する住民票について分かりにくいかもしれません。
今回の記事では、別荘と住民票との関係、そしてセカンドハウスの違い、住民票をうつすメリット・デメリットについてもお伝えします。
▼別荘と住民票の関係を理解しよう

まずは、住民票の基本から見ていきましょう。
住民票の基本
住民票とは、「誰がどこに住んでいるか」を公的に証明するためのものです。
氏名や住所、生年月日のほか、住民となった日付なども記載されています。金融機関や各種行政手続き、健康保険、選挙など多くの場面で必要になる重要な情報です。
住民登録は、原則として「1人につき1か所」でしか登録できません。別荘やセカンドハウスなど、ご自身が所有する住宅が複数あっても、住民登録できるのは1か所だけです。
別荘に住民票を移す必要性
住民票は「生活の本拠地がどこか」を登録するものです。そのため、別荘のように「日々の生活とは切り離されている場所には、住民登録は不要です。
通常、別荘はまとまった休暇などを利用して“ときどき遊びにいく場所”という位置づけのため、住民票を移す必要はありません。
判断しづらいのがセカンドハウスの場合です。
最近は二拠点生活が注目されており、「平日はメインの家、週末は別荘」というように活用している方もいます。週末のたびに利用するようなケースなら、別荘というよりも、日常になくてはならない存在となっているはず。住民票の判断は迷いますよね。
さきほどもお伝えしたとおり、1人1か所の住民登録が原則です。セカンドハウスで二拠点生活を送っている場合でも、どちらか1つの地域に住民票を登録しておけば大丈夫です。
また、住民票を移動しない場合でも、自治体によってはセカンドハウスの認定を受けることで、固定資産税や不動産取得税の軽減などの優遇を受けられるケースもあります。ただし、一定期間以上の利用が必要 など条件があり、単なる「ときどき利用」では対象外です。
▼セカンドハウスと別荘の違い

別荘とセカンドハウスは言葉のイメージが似ていますが、利用目的や使い方に大きな違いがあります。
別荘の概要
別荘は、主に休暇や保養を目的として、ときどき利用する住宅です。夏休みや連休といった短期間の滞在が中心で、年間を通しても、利用頻度が高くないのが「別荘」です。
別荘は、ふだんの暮らしから離れて「非日常を楽しむための場所」という考え方になります。
セカンドハウスの概要
セカンドハウスは、生活の一部として定期的に利用するもうひとつの住まいです。月に1泊以上、週末ごと…など、別荘よりも頻繁に利用し、「遊びに行く」というよりも「住む」という感覚が近いのが特徴です。暮らしに欠かせないキッチンや風呂などの設備が整っています。いつでも住める、「第2の住まい」としての役割を持っています。
▼二拠点生活が注目される理由とは?

ふたつの地域に「生活の拠点」となる住まいを持ち、それぞれを行き来した生活を送るのが二拠点生活(デュアルライフ)です。
リモートワークという働き方も増え、働き方の縛りがなくなったことで、二拠点生活のニーズがかなり高まってきました。
二拠点生活の魅力をいくつか紹介していきます。
自分の趣味に向き合う時間が増える
海や山などの自然環境でアウトドアを満喫する生活もできます。都市部に住みながらアウトドアを楽しもうとすると、荷物を持って休日移動するなど手間を感じることもあるでしょう。セカンドハウスがあれば、手ぶらで移動しながら趣味を楽しめます。
田舎暮らしが身近になる
家庭菜園を楽しんだり、美しい景色のなかでリフレッシュしたりと、田舎暮らしが日常的になります。最近は都会と地方との二拠点生活を選ぶ方も増えています。“田舎暮らし”に憧れを持つ人にとっては、魅力的な暮らしになります。
人とのつながりが広まる
新しい地域での生活により、新しい出会いが待っています。地域のイベントや活動に参加することで人脈が広がり、社会とのつながりを深められる点も魅力です。新たな経験を通じて価値観も広がり、人生がより豊かになります。
仕事の集中力が高まる
リモートワークや在宅勤務など働き方の多様化により、自分の家で仕事をする方も増えています。
ただ、生活感満載の普段の家では気が散りやすく、仕事の効率が下がるという方もいるでしょう。二拠点生活なら環境が変わるため集中力もアップし、仕事がはかどるという方もいます。
万が一の避難場所にもなる
家を2つ持つことにより、災害やトラブルが発生した際に、もう1つの生活拠点が避難場所にもなります。生活の拠点を分散することで、万が一のリスクにも安心して過ごせます。
▼二拠点生活における住民票の取り扱い

住民票は、1人につき1か所の登録のため、2つの土地を行き来している二拠点生活の場合、どちらに登録すべきか迷いますよね。
住民票は、基本的には「滞在期間が長い方」で登録するのが一般的です。
住民票をどこに置くかは次のような点とも大きく関係してくるので慎重に検討した方がいいでしょう。
たとえば、
⇒ 郵便物の届け先
⇒ 健康保険や年金などの手続き
⇒ 住民税の納付先
⇒ 選挙権
などです。
ふだんの生活スタイルや、行政サービスをどう使っていくかなどをふまえながら判断していくことが重要です。
▼別荘やセカンドハウスに住民票を移すメリット・デメリット

住民票を別荘やセカンドハウス側へ移すことには、利点もあれば注意すべき点もあります。主なメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット
・自治体の補助金や助成金を活用できる
自治体ごとに異なる補助金や助成金などがありますが、利用条件として「住民票があること」を挙げていることもあります。補助金制度は自治体によって内容や金額も異なるため、住民登録することで、セカンドハウスのある地域の移住支援や子育て支援などを利用できるようになります。
・税制面で優遇を受けられる場合がある
住民登録することで、税金面が軽減できることもあります。
・子どもの教育環境に良いことも
住民登録により、子ども通学先が変わることで、教育環境が良くなるケースもあります。特に、最近人気の移住地などでは、子育て支援を厚くしている自治体もあります。自然に囲まれて伸び伸びした暮らしができるなど、教育の選択肢が増えるかもしれません。
・地域のイベントなどに参加しやすくなる
住民登録することで、地域イベントに参加しやすくなります。たくさんの地域活動を通じて、新しい人間関係を築けるのも魅力です。
デメリット
・子どもの学区が変わってしまう
住民票を移動すると、学区が変わってしまいます。子供の年齢にもよりますが、親御さんの独断で住民票を移動すると子供に影響が出ることもあります。
・運転免許証や銀行、保険などの住所変更の手続きが大変
住所が変わると、運転免許証をはじめ、銀行や保険などの住所変更の手続きが必要になってきます。
・税負担の計算が変わるかもしれない
住民税や固定資産税は地方税であり、計算方法や税率は自治体ごとに異なります。住民税には地方税法で定められた標準税率がありますが、自治体の財政状況などにより変更される場合もあります。そのため、同じ収入でも住民税を登録する自治体によって税負担に差が生じ、やや高くなる可能性もあります。事前に自治体へ確認しておくと安心です。
▼セカンドハウス認定って?住民票を登録しなくても優遇は受けられる?

自治体が「定期的に利用して生活になくてはならない住宅」と認めることをセカンドハウス認定と言います。住民票を移さずとも申請できます。日常生活の拠点は今のまま、セカンドハウスと認めてもらうことで固定資産税や不動産取得税などの家に関する税の優遇を受けられる制度です。
二拠点生活と言っても、利用頻度が「月に数回」「毎週末」などさまざまですよね。多くの場合、「月に一泊以上」がセカンドハウスの条件なので、毎月定期的に行っていれば、セカンドハウス認定を申請した方が負担をおさえられる点は魅力です。
ただし、認定の条件や申請の手続きは自治体ごとに異なります。事前に役所に相談し、条件や必要書類、手続き方法などを確認しておくといいでしょう。
もう一つの家を持つことで、さまざまな体験ができて魅力的な暮らしが叶いますが、やはり気になるのは「2つの家を維持するコスト」ですよね。セカンドハウス認定の活用で、少しでも経済的負担をおさえるようにできれば安心です。
▼別荘目的の方が考慮すべきポイントまとめ

別荘と住民票の関係性についてお伝えしました。保養や週末利用を目的とした“別荘”なら、住民票を移す必要はありません。一方で、二拠点生活として頻繁にセカンドハウスを利用している場合は、住民票をうつすケースもあります。特に、仕事や趣味、通勤・通学の都合などで滞在先が長期間になる場合は、どちらを本拠地として住民登録するか慎重に判断することが重要です。
住民票によって、行政サービスの内容も変わってきますから、それをふまえて慎重に検討することが大事です。
また、お子さんがいる場合は、学区の問題もあります。移住地として人気の地域などでは、独自に子育て支援を手厚くしていることも多く、そういった場合は住民票をうつして、セカンドハウスとして使っている家を本拠地とすることで、伸び伸び子育てできるメリットもあります。
自分や家族のライフスタイルに合った選択がとても大事です。
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