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東京から週末だけ南房総へ。二拠点生活に向いている街とは

 

「いつかは海の近くで暮らしてみたい」

そう思っていても、東京での仕事や生活を考えれば、いきなり南房総へ移住するというのは、なかなか大きな決断です。

そこで、ひとつの選択肢となるのが、東京での生活を続けながら、週末や休日を南房総で過ごす「二拠点生活」です。

金曜日の仕事を終えたあと、あるいは土曜日の朝に東京を出発する。アクアラインを渡り、房総半島を南へ。週末を海や里山の近くで過ごし、日曜日の夕方になったら東京へ戻る。

毎日暮らすわけではありません。けれど、旅行で訪れるだけでもありません。

南房総にもうひとつの「自分の居場所」を持つことで、東京だけで暮らしていた頃とは少し違った時間の使い方ができるようになります。それが、二拠点生活の大きな魅力ではないでしょうか。

では、東京との二拠点生活を始めるなら、南房総のどの街が向いているのでしょう。

今回は、鋸南・富浦をはじめとする南房総市・館山・鴨川を中心に、それぞれの街の特徴を見ながら考えてみたいと思います。

 

 

 

 

二拠点生活では「好きな街」だけで選ばない

 

 

南房総で家を探していると、どうしても最初は「海が見える」「海まで歩ける」「自然に囲まれている」といった、その場所ならではの魅力に目が向きます。

もちろん、それはとても大切なことです。

せっかく東京とは別に拠点を持つのであれば、東京と同じような環境を選ぶ必要はありません。海が好きなら海の近く、家庭菜園を楽しみたいなら広い土地、静かに過ごしたいなら里山の中と、自分の好きな環境を選べばよいでしょう。

ただし、週末ごとに通う二拠点生活となると、もうひとつ重要になるのが「通いやすさ」です。

南房総は、東京から決して近所という距離ではないものの、アクアラインや館山自動車道、富津館山道路を利用することで、週末ごとに行き来することも十分に考えられるエリアです。

そして、この「あと30分なら許容できる」「できれば高速を降りてすぐがいい」という感覚には、かなり個人差があります。

月に1回なら苦にならない距離でも、毎週となれば話は違います。

だから二拠点生活の家探しでは、物件そのものだけを見るのではなく、東京の自宅を出てから南房総の家の玄関を開けるまでを、一連の生活動線として考えてみることが大切です。

 

毎週通うなら「高速を降りてから」も考える

二拠点生活では、東京から目的地までの単純な距離だけでなく、高速道路を降りてからどのくらい走るのかも重要です。

たとえば同じ2時間でも、その大半を高速道路で移動する場合と、高速を降りてから一般道を長く走る場合では、実際に感じる負担は違ってきます。

特に金曜日の仕事を終えてから南房総へ向かうことを考えるのであれば、「毎週でも無理なく通えるか」という視点で一度実際に走ってみることをおすすめします。

 

 

 

 

東京との距離を優先するなら「鋸南」

 

 

まず候補になるのが、房総半島の西側、東京湾に面した鋸南町です。

鋸南町は北側に富津市、南側に南房総市があり、南房総エリアへの入口ともいえる場所に位置しています。

東京方面から車なら、アクアラインから館山自動車道・富津館山道路へ入り、鋸南保田ICや鋸南富山ICを利用するルートが基本となります。

この「南房総の中では東京に近い」という立地は、二拠点生活では大きな意味を持ちます。

週末だけ利用する家は、最初のうちは楽しく通えても、往復の負担が大きいと徐々に足が遠のいてしまうことがあります。

その点、鋸南なら「土曜日の朝、少し早く起きて向かう」「金曜日の仕事が終わってから出発する」といった使い方も比較的描きやすいでしょう。

 

東京に近くても海と里山がある

東京から比較的アクセスしやすいからといって、自然が少ないわけではありません。

鋸南は海と山に囲まれたコンパクトな町で、保田や勝山など東京湾側には穏やかな海が広がります。夕方になれば海の向こうへ沈んでいく夕陽を眺め、少し内陸へ入れば田園や里山の景色も残っています。

「とにかく頻繁に通いたい」

「東京との距離はなるべく縮めたい」

「海も欲しいが、移動で疲れたくない」

そんな二拠点生活を思い描く人なら、鋸南は一度じっくり見ておきたいエリアです。

 

 

 

 

アクセスと南房総らしさのバランスなら「富浦」

 

 

鋸南からさらに南へ進み、南房総市に入ると富浦があります。

富浦の大きな特徴は、何といっても「富浦IC」の存在です。

東京方面からアクアライン、館山自動車道、富津館山道路を走ってくれば、富浦ICまで高速道路を中心に移動できます。

二拠点生活では、この高速道路を降りてからの距離が意外に重要です。その意味でも、富浦周辺は東京との往復を考えやすい場所といえるでしょう。

 

館山市街にも近く生活のバランスが取りやすい

富浦の魅力は、アクセスだけではありません。

少し車を走らせれば海があり、山があり、昔ながらの集落や田園風景もあります。それでいて館山市街にも近いため、南房総らしい自然を楽しみながら、日常の買い物などは館山方面を利用するという生活も描きやすいでしょう。

海辺に小さな別荘を持つ。

少し内陸に入り、庭の広い中古住宅を購入する。

古い平家を自分好みにリフォームする。

そういった「東京ではできない暮らし」を週末だけ楽しむ拠点として考えると、富浦周辺はなかなか面白いポジションにあります。

 

 

 

 

便利さも大切にしたいなら「館山」

 

 

南房総で二拠点生活を始めたい。でも、自然だけではなく、スーパーやホームセンター、飲食店などがある程度揃った場所がいい。

そんな人にとって候補になりやすいのが館山です。

館山は安房地域の中でも市街地が形成されており、駅周辺から館山バイパス沿いを中心に日常生活に必要な施設が集まっています。

それでいて、少し車を走らせれば海へ行けます。

北条海岸から館山湾を眺めたり、西岬方面へ行けばより自然豊かな海辺の環境が広がり、反対に市街地から内陸へ向かえば田園や里山の景色へと変わっていきます。

つまり館山は、「田舎暮らしはしたいけれど、不便すぎるのは困る」という人にとって選択肢を作りやすい街なのです。

 

戸建だけでなくマンションという選択も

館山には、海辺の戸建だけでなく、市街地の住宅、里山に近い中古住宅、別荘地、マンションなど、さまざまなタイプの不動産があります。

特に二拠点生活では、戸建だけが正解とは限りません。

庭の管理や建物の維持をできるだけ少なくしたいのであれば、館山駅周辺のマンションという選択もあります。

反対に、東京ではできない庭づくりやDIYを楽しみたいなら、郊外の中古住宅という選択も面白いでしょう。

「海も欲しい」「便利さも欲しい」「東京との往復も続けたい」。

そんな条件を比較的まとめやすいのが館山です。

 

 

 

 

海辺の時間を思いきり楽しむなら「千倉・白浜」

 

 

同じ南房総市でも、富浦から房総半島の先端を回り、千倉や白浜まで来ると雰囲気は大きく変わります。

ここまで来ると、東京との距離だけを優先する場所ではありません。

その代わりに得られるのが、より濃い「海のある暮らし」です。

千倉や白浜には、太平洋を身近に感じられる場所が多く、サーフィンや釣り、海沿いの散歩など、週末の時間そのものを海中心に組み立てやすい環境があります。

 

多少遠くても「ここへ来たい」と思える場所

朝起きて海を見る。

天気が良ければ海へ行く。

帰ってきたら庭でのんびり過ごす。

夕方になったら食事に出かける。

東京では予定を詰め込んでいた休日が、南房総では「今日は何もしない」という一日に変わるかもしれません。

二拠点生活に求めるものが効率ではなく、東京の日常からしっかり離れることであれば、千倉や白浜まで足を延ばす価値は十分にあります。

「遠いからダメ」なのではありません。

その距離を超えてでも「週末はここへ来たい」と思える場所なのか。

千倉や白浜での二拠点生活では、そこが重要な判断材料になります。

 

 

 

 

サーフィンや太平洋の海が好きなら「鴨川」

 

 

内房の穏やかな海とは違い、太平洋らしい雄大な海を身近に感じたいなら、鴨川という選択があります。

鴨川は長い海岸線と里山の両方を持つ街です。

前原・横渚周辺の市街地、東条、天津・小湊、江見、長狭方面では、それぞれ雰囲気も大きく異なります。

特にサーフィンをする人にとっては、週末の拠点として鴨川を選ぶ理由はわかりやすいでしょう。

 

海遊びのための第二の生活拠点

東京から毎回サーフボードを積んで日帰りするのではなく、鴨川の家に道具を置いておく。

金曜日の夜に到着し、土曜日の朝はそのまま海へ。

こうなると「別荘」というより、まさに海遊びのための第二の生活拠点です。

また、鴨川市街には日常の買い物に利用できる店舗も揃っているため、海を最優先しながらも、ある程度生活機能のある街を選びたいという人にも検討しやすいでしょう。

 

 

 

 

「海が見える家」でなくても二拠点生活は楽しい

 

 

南房総で別荘や二拠点生活の家を探すと、多くの人が最初に希望するのが「海が見える家」です。

もちろん、窓の向こうに海が広がる家は魅力的です。

しかし、実際の二拠点生活を考えると、必ずしも海が見える必要はありません。

海まで歩いて行ける家。車で5分ほど走れば海へ行ける家。海は見えないけれど広い庭がある家。静かな里山に囲まれた平家。駅に近いマンション。

こうした物件にも、それぞれ違った楽しさがあります。

 

東京の家とは違う役割を持たせてみる

むしろ二拠点生活では、東京の家とは「役割の違う住まい」を選んでみるのも面白いでしょう。

東京ではマンション暮らしなら、南房総では庭付きの平家。

東京では車を使わない生活なら、南房総では車で海や山を巡る生活。

東京では利便性を優先しているなら、南房総では景色や静けさを優先する。

二つの家を持つのであれば、同じ条件を揃える必要はありません。

違う環境だからこそ、二拠点生活をする意味が生まれてくるのではないでしょうか。

 

 

 

 

二拠点生活だからこそ確認したい「家を空ける時間」

 

 

物件探しでもうひとつ忘れてはいけないのが、「家を使っていない時間の方が長い」ということです。

月に2~4回利用する程度であれば、一年の中でも家を空けている時間はかなり長くなります。

そのため、一般的な住宅購入とは少し違った視点も必要です。

 

建物や庭の管理まで考えて物件を選ぶ

庭木や雑草の管理はできるのか。台風のあとに確認へ行けるのか。海に近ければ塩害への対応はどうするのか。古い建物なら雨漏りや湿気は大丈夫なのか。

南房総の中古住宅には、広い敷地や庭を持つ物件も少なくありません。

購入するときには魅力的に感じた広い庭も、毎週住むわけではない二拠点生活では管理が負担になることがあります。

そのため「広ければ広いほど良い」ではなく、自分たちで維持できる規模なのかという視点も大切です。

 

南房総での「車」をどうするか

もうひとつ考えておきたいのが、現地での移動です。

東京から毎回車で来る。

南房総にも一台置いておく。

高速バスで来て現地用の車を使う。

駅やバス停に近い物件を選ぶ。

二拠点生活では、こうした移動方法まで含めて住まいを考えると、物件選びがぐっと現実的になります。

 

 

 

 

まずは「毎週通ってみる」ことから始めてもいい

 

 

二拠点生活に興味があるからといって、すぐに家を買う必要はありません。

気になる街があれば、まず何度も訪れてみることです。

晴れた日だけではなく雨の日にも行ってみる。夏だけではなく冬にも行ってみる。観光地だけではなく、スーパーやホームセンターにも立ち寄ってみる。

そして日曜日の夕方、実際に東京へ帰ってみる。

その往復を何度か繰り返すと、

「ここなら毎週でも来られそう」

「もう少し東京に近い方がいい」

「多少遠くても、この海ならここがいい」

と、自分にとっての距離感が少しずつ見えてきます。

 

自分がどんな週末を過ごしたいのかを考える

南房総には、ひとつとして同じ街はありません。

鋸南には鋸南の距離感があり、富浦には富浦の便利さがあります。館山には市街地としての暮らしやすさがあり、千倉や白浜には房総半島の先端ならではの海辺の時間があります。そして鴨川には、太平洋を身近にする暮らしがあります。

だから「二拠点生活に一番向いている街」を探すというより、自分がどんな週末を過ごしたいのかを考えることが先なのかもしれません。

 

 

 

 

東京の家とは違う、もうひとつの居場所を南房総に

 

 

金曜日までは東京で働き、週末になったら南房総へ。

海辺を散歩したり、サーフィンをしたり、庭をいじったり、DIYをしたり。何をするでもなく、縁側やテラスでコーヒーを飲んで過ごすだけでもいいでしょう。

そして日曜日になれば、また東京へ戻る。

完全な移住ではないからこそ、東京の便利さも手放さなくていい。南房総の自然も諦めなくていい。

二つの場所を行き来しながら、それぞれの良いところを生活の中に取り入れていく。そんな暮らし方ができるのが二拠点生活です。

 

二拠点生活の先に移住があるとは限らない

最初は月に一度だった南房総が、いつの間にか隔週になり、やがて毎週訪れる場所になるかもしれません。

あるいは、長く二拠点生活を続けた先に「そろそろ南房総を生活の中心にしてみようか」と考える日が来るかもしれません。

もちろん、そのままずっと週末だけの場所でもいいのです。

大切なのは、移住することそのものではなく、自分にとって心地よい東京と南房総との距離を見つけることです。

 

南房総での二拠点生活、その入口となる住まい探し

南総ユニオンでは、館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町を中心に、海辺の中古住宅や別荘、平家、マンション、土地など、さまざまな不動産をご紹介しています。

「毎週通うなら、どの辺りまでが現実的だろう」

「海まで歩ける場所がいい」

「東京ではマンションなので、南房総では庭のある平家が欲しい」

「まずは手頃な中古住宅から二拠点生活を始めたい」

そんなところからでも構いません。

東京からの距離だけではなく、その人が南房総でどんな週末を過ごしたいのか。

そこから住まいを考えてみると、これまでとは少し違った物件探しが始まるはずです。

 

 

 

 

 


 

 

 

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