Home > 不動産コラム・お知らせ > 中古住宅と新築の注文住宅、どっちが自分に合っている?違いや選び方を解説!

中古住宅と新築の注文住宅、どっちが自分に合っている?違いや選び方を解説!

 

戸建て住宅を購入する際、「新築の注文住宅にするか、それとも中古住宅にするかの選択」は悩みどころですよね。自分の希望をたくさん叶えられる「新築の注文住宅」、そしてすぐに入居できる「中古住宅」はそれぞれに魅力がある反面や注意ポイントもあります。

 

暮らしやすさや満足度にも影響するため、購入前にはメリット・デメリットを比較しておくことがポイントです。

 

今回は、戸建て住宅をご検討中の方に向けて、「中古の建売住宅」と「中古の注文住宅」の特徴や選び方を詳しくお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

▼そもそも「新築の注文住宅」と「中古住宅」ってどう違う?

 

 

「新築の注文住宅」と「中古住宅」では、家を買うときのスタイルがかなり異なっています。

 

✅新築の注文住宅とは?

 

土地選びから始まり、間取りの設計、外観や内装のデザインなど、ゼロベースから家づくりができるのが新築の注文住宅です。何もないところから設計・建築するため、完成までの期間は長めです。その分、自分達に“ぴったり”の家づくりができます。

 

✅中古住宅とは?

 

誰かが一度でも住んだことがあれば「中古住宅」です。もともと建売住宅として販売されたものもあれば、注文住宅として建てられたものもあります。

 

リフォームやリノベーションなどで間取りや内装を変えて住む方も増えています。新築の注文住宅と比べると、かなりコストをおさえて戸建て住宅の購入が可能です。

 

 

 

 

 

▼新築の注文住宅と中古住宅のどっちがいい?それぞれのメリット・デメリット

 

 

次に、新築の注文住宅と中古住宅のそれぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

 

✅「新築の注文住宅」のメリット

 

メリット①:オリジナリティのある設計

新築の注文住宅の大きな魅力は、個性豊かな間取りやデザインです。

 

新築の場合、「注文住宅」と「建売住宅」が主な選択肢で、そのうち更地にゼロから作りあげるオーダーメイドの建て方が注文住宅です。完全オーダーメイドの場合、開放感がある吹き抜け、趣味部屋にもなる書斎、造作洗面台、ガレージハウスなど施主のこだわりポイントを反映させられえるケースもあります。

 

遊び心が詰まったユニークなデザイン・間取りなど、唯一無二の家づくりの価値を手に入れることができます。

 

また、すべてが新しいので、入居後にしばらくメンテナンスの心配がないのもメリットです。

 

メリット②:広さにも魅力がある

新築の注文住宅は、少し広めの敷地にゆったり建てられているケースも多く、隣家とのプライバシーも確保しやすいのも魅力です。

 

広さを活用して、

・お庭でガーデニング

・愛犬用のスペース

・家庭菜園

・ウッドデッキ

・物置を設置

など、自分らしさを叶える暮らし方も可能です。

 

メリット③:自然環境を活かした立地

注文住宅を建てる人のなかには、周囲の景観や静けさを重視する人も多く、海や山といった自然に近い環境に建てられていることもあります。日常に自然を取り込みたい人には魅力的でしょう。

 

 

 

 

✅「新築の注文住宅」のデメリット

 

デメリット①:費用が高くなりやすい

新築の注文住宅は、建物の設計や建築費のほか、土地の購入費用も必要になります。広い土地にしたい、立地にこだわりたい…となれば、全体のコストも高くなるでしょう。

 

また、注文住宅では、輸入品や特注品を使うなどのこだわることもできます。見た目は高級感や優雅な雰囲気が漂う一方で、初期費用はもちろん、修繕費用に費用がかかるのはデメリットです。

 

たとえば、海外製のキッチンを導入すると

・修理の際に部品の取り寄せに時間がかかる

・国内で対応してくれる業者が限定的

など、予想外にメンテナンス費用がかかることも。

 

そのため、建築時の費用はもちろんのこと、今後のメンテナンス費用や修繕対応のしやすさにまで目を向けておくことが大事です。

 

また、注文住宅と言っても、完全にフルオーダーの場合や、ある程度の選択肢から選べるようなセミオーダーの場合もあります。フルオーダーの場合は、設計費用などもかかってくるため、一層、コストは増えるでしょう。

 

デメリット②:入居までの時間が長い

新築の注文住宅は、「建てる」と決めてから、実際に住むまでの時間が長いのがデメリットです。

 

土地探しのハードルも高く、タイミングよく、予算や広さに合う立地が見つかるとも限りません。土地探しから始めて、設計、着工、完成まで1年以上もかかる方もいます。

 

 

 

 

✅中古住宅のメリット

 

メリット①:すぐに入居ができる物件がたくさんある

中古住宅は、注文住宅のように、土地探しからスタートする必要もありません。

 

売買契約までもスムーズに進み、入居までの時間が短いです。リフォーム済の物件なら、すぐに入居できるケースもあります。

 

メリット②:価格をおさえることができる

新築住宅と比べると、中古住宅は「リフォーム費用」を加えても、安くおさえられることが多いです。広さや間取りが同様の新築住宅と比べると、中古住宅は割安です。

 

戸建て住宅を買いたいけれどコストをおさえたいときには、初期費用をおさえられるのはメリットでしょう。

 

メリット③:立地の良い物件も多数ある

中古住宅は物件数も多く、希望のエリアなど立地にこだわりたい人にもおすすめです。そもそも建売住宅として建てられていた中古住宅なら、商業施設や学校に近いなど利便性が高い物件もあります。

 

また、もともと注文住宅として建てられた中古住宅の場合、景観や広さにこだわっていることも多く、自然環境が豊かだったり、プライバシーが確保され、住み心地の良い好物件など掘り出し物に出会えるケースも多いです。

 

 

 

 

✅中古住宅のデメリット

 

デメリット①:リフォーム費用がかかる可能性

「リフォーム済」の中古住宅は、そのままの状態で入居がしやすいですよね。ただ、なかには「内装を変えたい・設備を新しくしたい」というケースもあるでしょう。リフォーム内容によっても異なりますが、大がかりなリフォームともなると費用が高額となりやすいかもしれません。

 

デメリット②:築年数によっては老朽化している

築年数だけでは一概に言えませんが、築年数が古いと老朽化が進んでいる建物もあります。

 

ただ、同じ築年数でも「適切なタイミングでリフォームされていた物件」と「傷んでも修繕していなかった物件」では後者の方がダメージはひどいです。

 

また、断熱性があまりない場合もあります。最近は、リフォームで受けられる補助金もあるのでうまく活用して快適に住みたいですね。

 

 

 

 

▼新築の注文住宅と中古住宅のどちらが向いている?それぞれのおすすめの人とは?

 

 

戸建て購入で「新築?それとも中古?」という選択に悩みますよね。さらに新築のなかでも「注文住宅と建売住宅」で悩むケースもあるでしょう。

 

家の購入はさまざまな選択肢から選ぶ繰り返しです。

 

そこで、新築の注文住宅と中古住宅の違いに着目しつつ、それぞれのおすすめの人について詳しくお話していきます。

 

✅新築の注文住宅がおすすめの人

 

新築の注文住宅の最大の魅力は、「すべてを自由にカスタマイズできる」点です。なので、「絶対に譲れないこだわりポイントがある」「唯一無二の理想的な家を建てたい」といった人に向いています。

 

✅こんな人に向いている

 

新築の注文住宅は、間取り・デザインへのこだわりが強く、最新設備や省エネの住まいに興味がある人などに向いています。

 

書斎やガレージハウス、吹き抜け、大きな窓など、建売住宅にはないような個性的な点も実現したいときもゼロから作る注文住宅がおすすめです。細かな打ち合わせを重ね、そして建築期間も長めなので、時間的に余裕が持てる人の方がいいでしょう。

 

一方、中古住宅なら状態によってはすぐに入居が可能ですから、建築や引っ越しに“時短”を望んでいる人に向いています。

 

ただ、時間やお金がかかってもこだわりを反映させたい人は、新築の注文住宅が向いています。

 

✅中古住宅がおすすめの人

 

コスパ重視で戸建て住宅を購入したいときは、中古住宅がおすすめです。新築の注文住宅と比べるとコストがかなりおさえられます。「安く買いたいけれど新しさも取り入れたいときは、「リノベーション」で柔軟な対応もできます。

 

時間をあまりかけずにマイホームが欲しいときも中古住宅は魅力的です。

 

中古の建売住宅は「立地」に魅力がある物件も多々あります。もともと建売住宅として建てられた物件なら、区画整備された街並みや隣家との境界が明確でトラブルが起こりづらい点も高ポイントです。

 

注文住宅として建てられていた中古住宅は広い敷地に建てられたゆとりを感じるケースも多いです。駐車スペースも広めに確保でき、来客が多いライフスタイルの人には、敷地の広い中古住宅が向いています。

 

また、海の近くで見晴らしが良い、山や森など緑溢れる自然に囲まれた環境など、のどかな“自然志向の暮らし”が実現できる中古住宅も多いです。どんな暮らし方をしたいかを描きつつ、物件探しをするのも楽しいですね。中古住宅は、内覧で暮らしのイメージがしやすいので、気に入った物件があればすぐに入居したい人にも向いています。

 

 

 

 

▼まとめ

 

戸建て住宅の選択肢のうち、新築の注文住宅や中古住宅があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、考え方によっては「向き不向き」があります。

 

新築の注文住宅に向いているのは、

・家族に合わせた間取りが欲しい

・吹き抜けや書斎など特別感のあるデザインにしたい

・将来のライフスタイルにも対応できる設計をしたい

・お金や時間がかかっても大丈夫

といった人です。

 

一方、中古住宅が向いているのは、

・コストは極力おさえたい

・建築や引っ越しにあまり時間をかけたくない

・立地のよいところに「土地・建物」をセットで買いたい

などの人です。

 

最近は、中古住宅を買って、自分仕様にリノベーションする暮らし方も注目されています。古民家の古さを活かして現代風に変えたりなどしてもコストパフォーマンスが良いので人気があります。

 

予算重視か、こだわり重視、忙しい人、時間を作れる人・・・など、家づくりにおいて重視するポイントを明確にしながら、ご家族みなさんに合った暮らし方をイメージして、新築の注文住宅や中古住宅を選択してみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

ページトップへスクロールするボタン