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好きなことを仕事にできた、 館山暮らし

【単身移住した松田莉奈さん】

<ご紹介するのはこんな方>
松田莉奈さん(20代)
館山市在住
家族構成 パートナーと2人住まい
以前の居住地 千葉市
移住スタイル : 定住

千葉市で美容師として働いていた松田莉奈さんは、仕事を辞めて24歳で館山に単身移住しました。20代前半といえば、都会で刺激のある暮らしを楽しみそうですが、そうしなかった理由は何だったのでしょうか。その理由と、移住後の暮らしについて話をお聞きしました。

東京か館山か?

美容師として働いていたお店に、ピラティスの先生をやっているというお客さんが来店しました。その人のスタイルがカッコよくて憧れていた松田さんは、「ピラティスの先生になりたい!」と思って、そのお客さんがやっていた都内のスタジオに行きました。東京に住んで、ピラティスの先生になるために勉強することを考えてお金の計算をしてみると、家賃もピラティスの受講費も高くて、当時の松田さんにとって現実的ではありませんでした。そんな彼女が2020年10月から、週に一度館山に通うことになります。

「海の趣味をつくりたいと思って。館山にある『おやつマルシェ』の村上さんは親が友だちだったので、週一くらい通って村上さんにシュノーケリングを教えてもらっていました」と話す松田さん。

【シュノーケリング中は色々な魚に出会える】

【シュノーケリング中は色々な魚に出会える】

冬は海に入りませんでしたが、翌年の5月から再び通ってシュノーケリングを続けました。そして迎えた7月、「引っ越しちゃえば毎日海に入れるじゃん!」と思い、シュノーケリングの帰りに下調べした不動産屋に行き、その場で家を決めて8月から館山市民になりました。

新しいことに挑戦しつづける姿勢

【職場の一つ、「おやつマルシェ&ZakkaOwl 」】

【職場の一つ、「おやつマルシェ&ZakkaOwl 」】

当時はペーパードライバーで、車も無かった松田さんの家選びの条件は、仕事が決まっていた「おやつマルシェ&ZakkaOwl」に自転車で通えることと、海の近くで光が入る間取りだったそうです。村上さんは、「NPO法人たてやま・海辺の鑑定団(以下、海辺の鑑定団)」で活動をしていたので、海辺の鑑定団での仕事も紹介してもらいました。

前の職場の人には、収入が減ることを心配されていましたが、「貯金もしていたし、いい意味で使う場がなくて、楽しく健やかに過ごせる」と、松田さんは収入が減ることについて、全く心配していませんでした。東京で暮らすことを考えたときは無理だと思ったけれど、館山の場合は全てがとんとん拍子に決まったのです。

現在は、原岡海岸にある「静かな海辺のSUP家さんkūpono」でSUP(サップ:スタンドアップパドルボードの略)のインストラクターとしても活躍していて、ヨガ指導者養成コースも受講中です。ピラティスではなく、なぜヨガ指導者を目指すことにしたのでしょうか?

【南房総の海でSUPを楽しむ】

【南房総の海でSUPを楽しむ】

「SUPのインストラクター仲間にヨガをやっている人がいて、身体を整えたいと思ってクラスに行ってみたのがきっかけです。学生時代の部活で壊した膝が今でも痛んだりするし、肩凝りもひどくて自分の身体が嫌で。昔は細くなりたい気持ちでピラティスと思っていたけど、心を穏やかにして、真実を見て判断するっていうヨガ哲学がおもしろくて。海の近くに住んでいると、ヨガの生き方がより自然に感じました」

地域活動にも積極的に参加

海辺の鑑定団の一員として、仲間たちと海や森の自然を知り、守る活動をしている松田さんは、仲間の勧めで「館山市消防団女性分団」に入団しました。「第25回全国女性消防操法大会」にも出場し、優良賞を獲得。仲間たちと厳しい練習を続けてきた結果でした。

【操法大会に向けての練習】

【操法大会に向けての練習】

移住後も活動の場を広げて、いろいろな人たちと交流をしている松田さんは、どんなところに館山の魅力を感じているのでしょうか?

「人が穏やかで、楽しんで生きている人が多くて、そんな人に囲まれていると毎日が楽しいです。毎日海にも行けて、内房の穏やかな海で朝焼けを見たり、波音を聞きながら寝転がって癒されたり。家からも海が見えて、富士山や月も見える。海からエネルギーをもらっています」

逆に、不便なことはないか聞いてみると、移住当初の数カ月は「服屋がない」と思ったそうです。それが今では、「私が活動しているところに着ていく服は、ワークマンで十分」と断言。おしゃれ着は、昔行っていたファストファッションの店には行かなくなり、「長く着られるいい服の大切さに気がついた」と言う松田さんの行きつけは、おやつマルシェ&ZakkaOwl の隣にある「AND SOAK」だそうです。

【海辺の鑑定団の活動中に】

【海辺の鑑定団の活動中に】

「友だちが遊びに来ると、何もないじゃんと言われがちですが、何が不便とかは思わない。何もないがいい!」と笑顔を見せました。

距離感がちょうどいい田舎

人との距離感もそうですが、東京との距離感もまたちょうどいいのが館山のいいところ。高速バスに乗れば90分で東京に行けて、千葉市にある地元に帰ろうと思ったときにはすぐに帰れる距離感。それらを満たしているのが館山であり、「ちょうどいい田舎」と松田さんは表現します。

それでも、地元にはなかった自然があり、祭りがあり、豊かな時間が流れている場所。花火大会や館山の祭り「やわたんまち」など、地元の文化や祭りを見に行くのを今年も楽しみにしているそうです。

インタビューを終えて…

松田さんの趣味はスキンダイビングやSUPだそうです。シュノーケリングやSUPガイドの仕事をしているので、趣味イコール仕事になっていることに対して、「仕事なのに、こんなに楽しんじゃっていいのかな?バチ当たんないかな?」と心配する松田さん。心から楽しんでいる彼女にガイドされた人たちはきっと、館山の海の美しさにじかに触れ、松田さんから館山の魅力をたくさん受け取っていることでしょう。ヨガインストラクターとしての活躍も、楽しみにしています!

おやつマルシェ&ZakkaOwl
https://www.oyatsumarche.com/
静かな海辺のSUP家さんkūpono
https://beach-kupono.com/

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