館山市で失敗しない不動産会社の選び方とは?
『皆さんは館山でどのような不動産屋を選んでいますか?』
物件選びの成否は、不動産会社選びで決まると言っても過言ではありません。不動産会社の選び方を間違えると強引な契約を迫られたり、高額な費用を請求されたりする恐れもあります。
そこで今回は、不動産会社の選び方や注意点を詳しく解説していきます。不動産会社への問い合わせ前に決めておくことも紹介しますので、館山での物件売却や購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
☞ 不動産取引の成否は不動産会社で決まる
不動産の売却では、不動産会社に次のような業務を委託することになります。
・ 売却価格の決定
・ 物件内覧者の集客
・ 内覧者の接客と交渉
・ 不動産売買契約の締結
・ 物件の引渡し業務
など
基本的な業務はすべて不動産会社が主導するため、優良な不動産会社を選べば理想の条件で売却できる可能性が高くなります。
中古不動産の購入でも同様です。不動産会社は、媒介契約後に物件情報を、公益財団法人東日本不動産流通機構が運営する「レインズ」という共通のネットワークに登録します。レインズは宅建業の免許があれば誰でも閲覧できるため、どの不動産会社を選んでも扱っている物件はほとんど変わりません。
であれば、サービスが良くコストパフォーマンスの高い不動産会社を選ぶことで、希望の物件をスムーズに見つけやすくなります。
☞ 仲介手数料の報酬額上限は決められている
不動産売買の仲介手数料は、法律で上限が決められています。
売買金額 | 仲介手数料の上限 |
200万円以下の部分 | 売買金額×5%+消費税 |
200万円~400万円以下の部分 | 売買金額×4%+消費税 |
400万円超の部分 | 取引物件価格×3%+消費税 |
たとえば、2,000万円の物件を購入、または売却したときの仲介手数料上限は下記となります。
・ 200万円以下の部分 200万円×5%=10万円
・ 200万円~400万円以下の部分 200万円×4%=8万円
・ 400万円超の部分 1,600万円×3%=48万円
合算額は10万円+8万円+48万円=66万円です。
そのため、消費税込みの仲介手数料上限は72万6千円となります。
なお、売買価格が400万円を超える場合は、下記の速算式も使えます。
・ 仲介手数料=(売買価格×3% +6万円)+消費税
2,000万円の物件を購入、または売却したときの仲介手数料上限を速算式で求めると、下記のようになります。
→ → → 2,000万円×3%+6万円=72万6千円
上記以外に、依頼をしていないにも関わらず、別途交通費や宣伝に係る広告費などの諸経費を請求してくる不動産会社は十分な注意が必要です。
☞ 不動産取引で失敗しない不動産会社の選び方
ここからは、優良な不動産会社の選び方を詳しく解説していきます。
◆ エリアに詳しい
売買したい物件が所在しているエリアに詳しい不動産会社であれば、大手業者に比べて情報量や対応速度に違いがあります。館山の不動産を売買するなら、地元館山の不動産会社に依頼した方がいいでしょう。
◆ 営業時間と定休日を確認する
営業時間の長い不動産会社は融通が利きやすく、自分の条件に適した物件を無理なく見つけられます。物件探しでは営業スタッフとの連絡や店舗に足を運ぶ機会も多くなります。仕事で遅くなりがちな場合は、営業時間外でも相談にのってもらえる不動産会社を選んだ方がいいでしょう。
不動産の購入を検討している場合は、定休日の確認も大切です。他に購入希望者がいる場合は、連絡や内見の遅れで先に成約してしまうこともあります。
◆ 事前に口コミをチェックする
悪い口コミが多い不動産会社の利用は避けましょう。口コミに対する店舗からの返信もチェックしておけば、接客レベルも把握できます。
ただし、良い口コミは自作自演の可能性もあるので過信は厳禁です。口コミは各社の公式サイトでチェックするのではなく、Google Mapの店舗情報やSNSなどで確認してください。
◆ 人通りの多い立地である
店舗の立地は人通りの多い道路に面した1階店舗がおすすめです。人通りの多い1階店舗であれば、穏やかに物件を探せる可能性が高まります。2階以上の店舗は顧客の入りが悪いため、囲い込みのために強引な手段を使う不動産会社もあるようです。
2階以上にある場合は、利用者が入りやすい工夫をしている店舗を選ぶようにしましょう。わかりやすい看板や明るい照明などが設置してあれば安心です。
◆ 物件の情報が常に更新されている
物件情報(新着や商談など)を頻繁に更新している不動産会社は、販売力が高いと判断できます。常に同じ情報を掲載している業者は営業力や仲介力に乏しい可能性があるので注意が必要です。
☞ 不動産会社を利用する前に行っておくべきこと
館山市で不動産会社を利用する際には、以下の準備も必要です。
1. 必要書類の準備
不動産売買をする際には、買主・売主ともに準備すべき必要書類があります。申請から発行までに時間がかかる書類もあるので、できるだけ早めに用意しておきましょう。
2. 手付金の用意
不動産を購入する場合は、売買契約の際に手付金を支払う必要があります。相場は売買金額の10%前後です。3,000万円の物件であれば、売買契約までに300万円を用意する必要があります。
☞ ま と め
不動産会社による取り扱い物件の違いは大きくありませんが、営業時間などは各社で異なります。迷ったときには複数の不動産会社に問い合わせをして対応を比較するといいでしょう。事前に口コミや定休日などもチェックして、少しでも条件の良い不動産会社を見つけましょう。